日本大百科全書(ニッポニカ) 「バルビローリ」の意味・わかりやすい解説 バルビローリばるびろーりSir John Barbirolli(1899―1970) イギリスの指揮者。生地ロンドンの王立音楽大学でチェロを学ぶ。1923年から指揮活動を始め、スコティッシュ管弦楽団を経て、37~43年トスカニーニの後任としてニューヨーク・フィルハーモニーの常任指揮者。帰国して43~70年マンチェスターにあるハレ管弦楽団常任となり、楽団を再建。ニュー・フィルハーモニア管弦楽団と来日の直前、死去した。49年サーの称号を授与された。年とともに魅力を増していった大器晩成型で、イギリス音楽のほか、ブラームス、マーラーを得意にした。[岩井宏之] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例