称号(読み)しょうごう

精選版 日本国語大辞典「称号」の解説

しょう‐ごう ‥ガウ【称号】

〘名〙
① そのものを呼ぶ名。称呼。となえ。名称。
※太平記(14C後)一三「諸国の御家人の称号(セウガウ)は、頼朝卿の時より有って、已に年久しき武名なるを」
※史記抄(1477)一〇「同一種族であるが時代によって、称号が換るぞ」 〔漢書‐厳安伝〕
② 身分、資格などを表わす名称。肩書。
※西洋事情(1866‐70)〈福沢諭吉〉二「法これを悦びチャーレマンに帝位の冠を着け羅馬帝の称号を付与せり」
③ 苗字(みょうじ)。氏名(うじな)
※随筆・塩尻(1698‐1733頃)八「其裔上杉憲政越後にのかれて長尾平三景虎に上杉の称号をゆづりぬ」

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普及版 字通「称号」の解説

【称号】しようごう(がう)

名号をとなえる。〔史記、主父偃伝〕秦王に至るにんで、天下し、戰國をし、號して皇と曰ひ、(かいだい)の(つかさど)る。

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大学事典「称号」の解説

称号
しょうごう

ある特定の集団ないし社会の内部において,他の個人・組織との間の相対的な序列関係,支配関係を明示するために用いられる,当該個人または組織の地位,身分等を示す呼び名のことを指す。個人または組織等の業績・功績に対し,主として国家や地方公共団体などの公的機関により(あるいは法律などの公的な根拠規定に基づいて)授与されるほか,伝統芸能における世襲呼称(日本)のように世襲によって付与されるものもある。高等教育の修了証として授与される学位は,大学における学習課程を修了し一定の学術的な能力を獲得したこと,あるいは学術研究上一定の功績を挙げたことを証するものであり,公的な称号の一種とされる。日本では,1887年(明治20)の学位令制定以降,1991年(平成3)の学校教育法ならびに学位規則の改正まで長らくの間,学士(日本)は法令上の学位とはされずに,大学卒業者が「称することができる」と規定されてきた経緯があり,「学位」と「称号」を区別した用法が用いられることもある。
著者: 濱中義隆

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