最新 地学事典 「バンカ島錫鉱床地域」の解説
バンカとうすずこうしょうちいき
バンカ島錫鉱床地域
Banka Island tin district
インドネシアのスマトラ島とボルネオ島の間にあり,同国のSn生産の中心地。地質は石炭~三畳系とこれを貫く三畳紀花崗岩(K-Ar年代212Ma)。両雲母花崗岩に伴う鉱脈・鉱染状の初生錫鉱床(Pomali鉱床など)もあるが,それに由来する砂鉱床が中心。モナズ石・ジルコンを伴う。1700年代より採掘開始。1990年までに隣接するBelitung島とSingkep島を含め約110万tのSnを生産。90年代に入り,バンカ島沿海で大規模ドレッジ法による採掘を開始。その生産量(2.4万t, 1991)は同国Sn生産の80%を占める。
執筆者:平野 英雄
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

