採掘(読み)サイクツ

デジタル大辞泉 「採掘」の意味・読み・例文・類語

さい‐くつ【採掘】

[名](スル)
岩石土砂地中鉱物などを掘り出すこと。「石油採掘する」
マイニング3
[類語](1採鉱採炭採油露天掘り

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精選版 日本国語大辞典 「採掘」の意味・読み・例文・類語

さい‐くつ【採掘】

  1. 〘 名詞 〙 土を掘って、鉱物などを取ること。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
    1. [初出の実例]「又此宝石が採掘(サイクツ)の運に逢ふ迄に」(出典三四郎(1908)〈夏目漱石〉六)
    2. [その他の文献]〔北史‐茹皓伝〕

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普及版 字通 「採掘」の読み・字形・画数・意味

【採掘】さいくつ

掘り出す。〔北史恩幸皓伝〕林(洛陽宮園)の作を領し、~興立する多し。山を天泉池の西に爲(つく)り、北洛北の山)南山の佳石を掘し、竹を汝・潁(じょえい)より徙し、其のに羅(らじ)す。~樹栽木、頗(すこ)ぶる野致り。

字通「採」の項目を見る

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「採掘」の意味・わかりやすい解説

採掘[石油]
さいくつ[せきゆ]
development drilling

すでに発見されている油層またはガス層から,油またはガスを採取することを目的とする掘削試掘探掘に比較して,すでに地下の状況がよくわかっているので経済的に掘削することができる。採掘は同時に数多く掘削されることが多いが,地表設備をできるだけ集約化するために傾斜掘りを利用して地表の拠点を数少くする方法が一般的である。ある油田に掘削される採掘井の数は経済性を考慮して決定される。すなわち採掘井の数が多いと生産レートが大きくなる代りに初期投資も大きくなり,採掘井の数が少いと初期投資が少くてすむ代りに油田からの油をとりきるまでに長期間を必要とする。

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