バーミアーン(その他表記)Bāmiān

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バーミアーン」の意味・わかりやすい解説

バーミアーン
Bāmiān

アフガニスタン中央部,バーミアーン州州都カブール西南西 180km,コンドゥーズ川上流のバーミアーン渓谷,標高 2590mに位置する。カブールとバクトリア地方 (バルフ州が中心) を結ぶヒンドゥークシ山脈越えの古い通路の要衝にあたり,クシャン朝のもとでは仏教の中心地。その後6世紀半ばまでエフタル族の本拠地となった。 630年に訪れた唐僧玄奘は『大唐西域記』にこの地を梵衍那 (ぼんえんな) と記し,1000人以上の僧を擁するとしている。 2001年3月にイスラム原理主義組織タリバンによって破壊されるまで,バーミアーン石窟がその繁栄を伝えていた。8世紀からイスラムが侵略を始め,871年にはサッファール朝のヤクブ・イブヌル・ライスが多くの仏像を持ち去った。その後ガズニー朝,ゴール朝のもとで繁栄したが,1221年のチンギス・ハン軍の破壊と虐殺で長年廃虚と化していた。 2003年バーミアーン石窟を含む遺跡群が世界遺産の文化遺産に登録された。人口 8700 (1988推計) 。

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