ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バルフ州」の意味・わかりやすい解説 バルフ〔州〕バルフBalkh アフガニスタン中央北部の州。州都はマザーレシャリーフ。北はアムダリアをへだててウズベキスタンと国境を接する。北部は平坦な平野であるが,南部は山岳地帯であり,バーミアーン州に源を発するバルフ川と支流が北流し,バルフ付近で西流する。州とアムダリア対岸のウズベキスタンのテルメズ一帯が古代のバクトリア地方で,考古学上の宝庫とされ,古代の繁栄の跡がみられる。平坦な平野は乾燥しており,気温差が激しい。州都付近は灌漑さえすれば国内で最も肥沃な耕地となるので,穀物,果物,綿花の有数の農産地である。面積1万 1833km2。人口約 57万。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by