現代外国人名録2016 「パトリックモラーツ」の解説
パトリック モラーツ
Patrick Moraz
- 職業・肩書
- 作曲家,キーボード奏者
- 国籍
- スイス
- グループ名
- 旧グループ名=メインホース〈Mainhorse〉, レフュジー〈Refugee〉, イエス〈Yes〉, ムーディー・ブルース〈The Moody Blues〉
- 経歴
- 少年時代からバイオリンやピアノ、音楽理論などを学び、1971年渡英してメインホースを結成し、プロのミュージシャンとしての活動を開始。’73年元ナイスのリー・ジャクソンらのレフュジーにキーボード奏者として加入し、’74年アルバム「レフュジー」をリリースした。同年プログレッシブロック・バンドのイエスに引き抜かれ、アルバム「リレイヤー」の制作に参加。’76年初のソロアルバム「The Story of i」を発表後、イエスを脱退してソロ活動を開始。ドラマーのビル・ブルーフォードとのセッションなどを経て、’80年英国のロックバンド、ムーディー・ブルースに加入。’81年アルバム「魂の叫び」が全米1位となるなど大きな成功を収めた。一方で自身のバンドを率いて各国のジャズ・フェスティバルに出演し、ジョージ・デューク、チック・コリア、スタン・ゲッツらと共演するなど“スイスの音楽大使”と呼ばれる。’85年渡辺貞夫の招きで来日。’91年のスイス建国700周年音楽祭の企画を担当することになり、’89年にスポンサー探しのため来日。’91年ムーディー・ブルースを脱退してからは再びソロで活動し、’94年「Windows of Time」を発表。2009年には「Change of Space」をリリースした。他のソロアルバムに「アウト・イン・ザ・サン」「コエキシステンス」「ESP」などがある。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報