現代外国人名録2016 「パパ・ウェンバ」の解説
パパ・ウェンバ
Papa Wemba
- 職業・肩書
- ミュージシャン
- 国籍
- コンゴ
- 生年月日
- 1949年6月14日
- 出生地
- カサイ州
- 本名
- Jules Shungu Wembadio Pene Kikumba
- 経歴
- テテラ族の出身。エルビス・プレスリー、レイ・チャールズ、オーティス・レディングなどに影響を受けて音楽を始める。1965年バンド“ザイコ・ランガ・ランガ”の結成に参加、このバンドは新しいリンガラ・ミュージックを始めたと評されている。’75年“ロコレ・イシフィ”を結成、’77年からは自らのバンド“ヴィヴァ・ラ・ムジカ”を率いる。民族楽器ロコレを使用するなど伝統的な要素とポップスの要素を加えた力強い曲作りでリンガラ・ミュージック・シーンをリードしている。ザイールを舞台にした映画にも主演、幅広い活動を続ける。’86年活動の中心をパリに移し、世界的に活躍。アルバムに「パパ・ウェンバ」「ル・ヴォイジャー」など。ワールド・ミュージックの隆盛の起爆剤になったアフリカ現代ポピュラー音楽の雄。2003年コンゴ人のEUへの密入国に関与したとして有罪判決を受ける。3年余り収監されていたが、2010年より音楽活動を再開。この間、1986年初来日し、’90年代にはたびたび来日した。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報