ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パルナソス山」の意味・わかりやすい解説 パルナソス山パルナソスさんÓros Parnassós ギリシア,バルカン半島部南部にある山地。ピンドス山脈の南端から南東に続く石灰岩山地で,最高点 2457m。古代には聖山とされ,南西麓にアポロンの神域デルフィ (古代名デルフォイ) があり,デルフィと山頂との間にはニンフと牧神パンを祀るコリキアの洞穴がある。またデルフィの背後の山の岩壁に湧出するカスタリアの泉から多くの霊感を得たローマの詩人たちには,エリコン (同ヘリコン) 山よりもむしろこの山がムーサイ (ミューズ) の住み家と考えられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by