デルフィ

世界遺産情報 「デルフィ」の解説

デルフィ

アテネより北西へ178km、古代の町の遺跡デルフィ。パルナッソス連峰の南の麓ブレイストス河の深い谷を前に、天然の野外劇場のように広がっています。かつてアポロンの神のお告げが行われた聖域で、結婚、商売、病気など個人的な悩みを持つ市民から、戦争や政治など国家一大事を抱えた王や使者までが訪れるほどでした。 また、古代ギリシャでは地球は平らな円盤状と信じられ、その中心はデルフィであると考えられていました。「大地へそ」とも呼ばれた鐘の形をした大理石は今ではデルフィ博物館に収められています。

出典 KNT近畿日本ツーリスト(株)世界遺産情報について 情報

旺文社世界史事典 三訂版 「デルフィ」の解説

デルフィ
Delphi

ギリシア中部のパルナッソス山麓にある聖地
アポロンの神殿があり,その神託(神の預言)は全ギリシアに尊ばれた。神託は,神意を巫子 (みこ) の口をかりて語るもので,各ポリスの為政者は,宣戦・講和その他の国家の重要な政治的決定の際に利用した。

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