びこびこ(読み)ビコビコ

デジタル大辞泉 「びこびこ」の意味・読み・例文・類語

びこ‐びこ

[副]虚勢を張るさま。
番頭顔して―とやかましい」〈浮・娘気質・三〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「びこびこ」の意味・読み・例文・類語

びこ‐びこ

  1. 〘 副詞 〙 ( 「と」を伴って用いることもある )
  2. さからってりきむさま、虚勢をはるさまを表わす語。ぴこぴこ。
    1. [初出の実例]「先天神にして出し置たる女あれど、何(いづれ)もびこびことして見所なければ」(出典評判記・満散利久佐(1656)松山)
  3. 少しずつ、細かく震えるように動くさまを表わす語。ひくひく。ひこひこ。ぴこぴこ。
    1. [初出の実例]「鷺など一羽転合のかは 尾行々(ビコビコ)と貧乏ゆるき森の月」(出典:俳諧・西鶴大矢数(1681)第一五)

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