びわ葉温圧療法(読み)びわはおんあつりょうほう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「びわ葉温圧療法」の意味・わかりやすい解説

びわ葉温圧療法
びわはおんあつりょうほう

約 1500年前に中国から伝わったといわれる,ビワの葉を火であぶって,それで患部をなでたり張りつけるやり方を改良したもので,時宗長蓮寺 (栃木県真岡市) で元禄時代初期 (17世紀末) に始まり,代々伝えられてきた療法という。つぼにビワの葉を載せ,その上に布と不燃性の紙の順で重ねて,その上から火のついた棒状のモグサで押すというやり方。この方法だと,ビワの葉の成分が直接皮膚に浸透し,さらにモグサの温熱刺激と,それを押し付けることによる圧迫刺激が加わって,お灸・指圧プラス薬物療法という三位一体の効果が期待できる。

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