ピバル酸(読み)ピバルサン

化学辞典 第2版 「ピバル酸」の解説

ピバル酸
ピバルサン
pivalic acid

2,2-dimethylpropanoic acid.C5H10O2(102.13).(CH3)3CCOOH.トリメチル酢酸ともいう.t-ブチルマグネシウムクロリドと二酸化炭素との反応で得られる.針状晶.融点35.5 ℃,沸点163.8 ℃.0.905.1.393.Ka 9.76×10-6(25 ℃).エタノールエーテルに易溶,水に微溶.高級エステルは生成しにくく,酸塩化物ペプチド合成に用いられる.[CAS 75-98-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android