ピリチアミン

化学辞典 第2版 「ピリチアミン」の解説

ピリチアミン
ピリチアミン
pyrithiamine

C14H20Br2N4O(420.15).チアミンのチアゾール環のS原子をエチレン-CH=CH-に置換した化合物のHBr塩で,強いチアミンきっ抗作用を示す.無色の稜柱状晶.分解点216~218 ℃.水に易溶,エタノールに難溶,有機溶媒に不溶.pH 2~5の水溶液では安定であるが,紫外線に対してかなり不安定である.λmax 233,271 nm(log ε 11.2,11.1,pH 7).チアミンピロホスホキナーゼのきっ抗阻害剤であり,またエールリヒ細胞のキャリヤータンパク質を介するチアミン能動輸送も阻害する.[CAS 534-64-5]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

フランスのパリで開催されるテニスの国際大会。1891年創設。ウィンブルドンテニス大会、全豪オープン、全米オープンとともに世界四大テニス選手権大会の一。四大会では唯一クレーコートで行われる。飛行家ローラ...

全仏オープンの用語解説を読む