ピリピ書(読み)ぴりぴしょ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ピリピ書」の意味・わかりやすい解説

ピリピ書
ぴりぴしょ

新約聖書』のなかのパウロ書簡の一つ。「ピリピ人(びと)への手紙」ともいう。ピリピPhilippoiは当時マケドニア東部で繁栄していた都市で、パウロが第2回目の伝道旅行に際して立ち寄った所(「使徒行伝(しとぎょうでん)」第16章11~12節)。この手紙は、おそらく獄中から親しいピリピの教会へ書き送られた二つないし三つの短い手紙を結び付けたもの。古いキリスト賛歌(第2章6~11節)やパウロの自伝的記述(第3章5~6節)など重要な要素を含む。執筆の場所については伝統的にローマ説が唱えられてきたが、最近ではエペソ(エフェソス)説が有力になっている。エペソ説を採用すれば、執筆の時期は50年代の中ごろになるであろう。

土屋 博]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

一月五日ごろから二月二、三日ごろの、小寒、大寒合わせた約三〇日間。寒中(かんちゅう)。《 季語・冬 》[初出の実例]「寒(カン)の中 薬喰 声つかふ 酒作 紅粉(べに) 門垢離(かどごり)」(出典:俳...

寒の内の用語解説を読む