土屋(読み)ツチヤ

デジタル大辞泉 「土屋」の意味・読み・例文・類語


つち‐や【土屋】

土室つちむろ」に同じ。
土・砂などを売る店。また、その人。〈和英語林集成
土屋倉」の略。
当社の―を造進したりけり」〈著聞集・一〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「土屋」の意味・読み・例文・類語

つち‐や【土屋】

  1. 〘 名詞 〙
  2. つちむろ。岩屋土窟。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  3. 壁土や砂などを売る人。また、その店。〔改正増補和英語林集成(1886)〕
  4. 土壁の家。
    1. [初出の実例]「其にほひ桃より白し水仙花〈芭蕉〉 土屋藁屋のならぶ薄雪〈白雪〉」(出典:俳諧・茶のさうし(1699))
  5. つちやぐら(土屋倉)」の略。
    1. [初出の実例]「兵衛尉に成り侍らんとて当社の土屋を造進したりけり」(出典:古今著聞集(1254)一)

つちや【土屋・土谷】

  1. 姓氏の一つ

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android