最新 地学事典 「ピンク火山灰」の解説
ピンクかざんばい
ピンク火山灰
Pink volcanic ash
大阪層群の第1海成粘土層(Ma1)の2~5m上位に位置する厚さ40~70cmの白色の火山灰層。連続性がよく近畿地方での更新世前期最末期(約105万年前;ハラミヨ・サブクロンの正磁極期)の重要な鍵層となる広域テフラ(猪牟田(ししむた)ピンクテフラ)。大分県西部の猪牟田カルデラを噴出源とする耶馬溪火砕流の遠方堆積相(コイグニンブライト火山灰)。ピンク火山灰は土柱層の土柱火山灰(徳島県),東海層群の多良火山灰(岐阜県),魚沼層群の小木火山灰(新潟県),上総層群の(O7)火山灰(千葉県)などと対比され,給源からの到達距離は1,000kmを超える。模式地は大阪府吹田市山田と和泉市片蔵。
執筆者:鎌田 浩毅・吉川 周作・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

