最新 地学事典 「猪牟田カルデラ」の解説
ししむたカルデラ
猪牟田カルデラ
Shishimuta caldera
大分県西部の玖珠郡九重町にある直径約8kmの埋積されたカルデラ。約105万年前に噴出した角閃石デイサイト質の耶馬渓火砕流と約85万年前に噴出した輝石デイサイト質の今市火砕流の噴出源。その後約85万~60万年前に噴出した輝石安山岩溶岩と約60万~30万年前に噴出した角閃石安山岩溶岩などに覆われ,現在カルデラ地形はみられない。カルデラ内にはシルト岩・泥岩の互層からなる湖成堆積物がある。-30mGal以下のすりばち状の重力負異常を示す。カルデラ周辺の地質層序・試錐・重力異常・断層・微小地震などの解析により,猪牟田カルデラは縦長の破砕域をもつ島弧に典型的な漏斗
執筆者:鎌田 浩毅・竹下 欣宏
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

