耶馬渓火砕流(読み)やばけいかさいりゅう

最新 地学事典 「耶馬渓火砕流」の解説

やばけいかさいりゅう
耶馬渓火砕流

Yabakei pyroclastic flow

大分県中津市耶馬渓町をはじめとして中部九州に広く分布する普通角閃石デイサイト質の大規模火砕流。山国川・玖珠川・大山川などでは深く切り刻まれた標高300~800mの台地を構成。山国川の渓谷が名勝耶馬渓。大部分が脱ガラス化の進んだ灰白色溶結凝灰岩耶馬渓溶結凝灰岩)からなり,普通角閃石(ホルンブレンド)・斜長石と少量の単斜輝石・直方輝石を含む。脱ガラス化の程度の弱いところでは黒色のガラス質本質レンズがみられる。非溶結相は軽石混りの火山灰流。基底部に火山豆石を多量に含む降下火山灰層が認められる。約105万年前(ハラミヨ・サブクロン正磁極期)に,大分県西部の猪牟田ししむたカルデラから噴出した。噴出と同時に遠方に飛来・堆積したものが猪牟田ピンクテフラ参考文献H.Kamata(1989) Bull. Volcanol.,Vol.51

執筆者:

参照項目:猪牟田カルデラ
参照項目:ピンク火山灰

出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

関連語 竹下 鎌田

半夏ともいう。七十二候の一つで,本来は夏至後 10日目から小暑の前日までをいったが,現行暦では太陽の黄経が 100°に達する日 (7月1日か2日) を半夏生とし,雑節の一つとして記載している。この頃半...

半夏生の用語解説を読む