ピンポン伝送方式(読み)ピンポンデンソウホウシキ

デジタル大辞泉 「ピンポン伝送方式」の意味・読み・例文・類語

ピンポンでんそう‐ほうしき〔‐ハウシキ〕【ピンポン伝送方式】

ping-pong transmission systemデジタル信号伝送方式の一。送信するパルスを時間的に圧縮し、空き時間を使って反対方向からのパルスを受信する。時分割制御伝送方式TCM

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ASCII.jpデジタル用語辞典 「ピンポン伝送方式」の解説

ピンポン伝送方式

ISDNでは64kbpsのBチャネル2本と16kbpsのDチャネル1本がサポートされているが、これに制御用信号を加えると計160kbpsの伝送速度が必要となる。電話局と加入者宅間では全二重で双方向に160kbpsのデータ伝送を行なわなければならないため、日本のISDNでは1対の銅線上でピンポン伝送と呼ばれる方式を使って通信をしている。この方式では、送信ビットレートを約2倍の320kbpsに高速化(時間軸圧縮)して半分の時間で送信できるようし、電話局と加入者宅から交互にデータを送っている。これを卓球の球が交互にやりとりする様にたとえ、ピンポン伝送方式と呼ぶ。正確には、時分割制御伝送方式(TCM、Time Compress Multiplexing)という。

出典 ASCII.jpデジタル用語辞典ASCII.jpデジタル用語辞典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android