最新 地学事典 「ファブリック様式」の解説
ファブリックようしき
ファブリック様式
fabric pattern
ファブリックダイヤグラムに示された定向性の様式。点の集中あるいは高密度域の存在は,点の散在する部分あるいは低密度域の存在と組み合わさって,ファブリック要素の定向性を統計的に示す。点の集中の様式には点集中・大円ガードル・小円ガードルないし分断ガードル・環状集中がある。点集中は高密度の円形区域で,明瞭な重心が認められる場合である。大円ガードルは大円に沿って高密度域が弧状分布を示す場合をいう。小円ガードルはふつう二つの対称的小円に沿う弧状の高密度域で示されるが(分断ガードル),一つの小円に沿ってしか現れない場合もある。ガードル内にも副点集中(submaxi-mum)が存在する。
執筆者:小島 丈児
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

