小円(読み)ショウエン

デジタル大辞泉 「小円」の意味・読み・例文・類語

しょう‐えん〔セウヱン〕【小円】

数学で、球を、中心を通らない平面で切ったときの切り口の円。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「小円」の意味・読み・例文・類語

しょう‐えんセウヱン【小円】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 小さい円。小さな丸(まる)
    1. [初出の実例]「この回ること甚速にして、一分の間にこの小円を一周す」(出典:日本読本(1887)〈新保磐次〉五)
    2. [その他の文献]〔呂令則‐義井賦〕
  3. 数学で、球面上にある小さな円。球を、中心を通らない平面で切ったとき、球面と平面の交わりとして得られる円をいう。⇔大円。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の小円の言及

【球】より

…球面を平面で切れば切口は円となる。この円を平面が中心を通るときには大円といい,そうでないときには小円という。大円の半径は球の半径に等しく,小円の半径は球の半径より小さい。…

※「小円」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android