定向性(読み)ていこうせい

最新 地学事典 「定向性」の解説

ていこうせい
定向性

preferred orientation

粘土鉱物学では層構造を有する粘土鉱物粉末試料において,各粉末片がその層面を平行になるよう配列する性 質。粘土鉱物の粉末を水中に分散させ,その中に小さい素焼きの板または細かいメッシュを置き,自然に分散粒子をこの上に沈着させた後,空気中で乾かしたとき,この上にできる粘土皮膜にみられる。また粘土を水で練り,スライドガラスの上に置き,他のスライドガラスで挟み,これら2枚のガラスを押しつけながら横に引いてのばすとき,ガラス上にできる粘土皮膜にみられる。このような定方位試料面からのX線粉末反射では,底面反射が特に増強して現れる。底面反射の性質は粘土鉱物により異なることが多いので,その定性判別手段として利用される。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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