ファブリック軸(読み)ファブリックじく

最新 地学事典 「ファブリック軸」の解説

ファブリックじく
ファブリック軸

fabric axis

岩石内にみられる方向性を記載するため,岩石の面的および線的構造と一定の関係をもつように定義された座標軸。B.Sander(1930)は岩石圏における変形は一般に平面変形またはそれに近いとみなし,変形面への垂線b軸,これに垂直で物質移動の主方向あるいは最大差動の方向をa軸,ab面の垂線をc軸と定義。W.Schmidt(1932)はすべり方向をx, 造構軸y, すべり面への垂線をzとした。F.J.Turner et al.(1963)はこれを論評し,上記のSan-derの定義による座標系は運動軸(kinematic axis)と定義し,ファブリック軸はそれぞれの岩石で便宜的に設けることとした。すなわち,最も顕著な面構造をab面とし,その面内の最も顕著な線構造の方向をb軸とした。

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出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

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