ファンシー・フリー(英語表記)Fancy Free

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ファンシー・フリー」の意味・わかりやすい解説

ファンシー・フリー
Fancy Free

1幕のバレエ台本,振付 J.ロビンズ音楽 L.バーンスタイン装置 O.スミス。 1944年バレエ・シアター (現アメリカン・バレエ・シアター ) 初演。真夏のニューヨーク酒場を舞台に,3人の水夫が娘たちとひとときの休暇を楽しむという風俗画的傑作。ロビンズ,バーンスタイン,スミスともに 25歳のときの作品で,ロビンズの振付処女作でもある。3人はのちにミュージカル『ウエスト・サイド物語』を生んだ名コンビとして知られるが,この作品も初演の年だけで 250回のロングランを記録,その後ミュージカル『オン・ザ・タウン』,映画『踊る大紐育』へと発展した。

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デジタル大辞泉プラス 「ファンシー・フリー」の解説

ファンシー・フリー

アメリカの振付家ジェローム・ロビンズによる全1幕のバレエ(1944)。原題《Fancy Free》。初演はニューヨーク・シティ・バレエ団。音楽はレナード・バーンスタイン

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世界大百科事典(旧版)内のファンシー・フリーの言及

【ロビンズ】より

…1937年俳優としてデビュー,40年〈バレエ・シアター〉に参加。44年L.バーンスタインの音楽でバレエ《ファンシー・フリー》を初めて振付け大成功をおさめた。49‐59年,ニューヨーク・シティ・バレエ団(シティ・バレエ)の芸術監督補佐として,ストラビンスキーの音楽による《檻(おり)》(1951),ドビュッシーの音楽による《牧神の午後》(1953)などを振付け,57年にはバーンスタインの音楽によるブロードウェー・ミュージカル《ウェスト・サイド物語》の振付で,世界的な名声を得た。…

※「ファンシー・フリー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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