フィリピン諸語(読み)フィリピンしょご

世界の主要言語がわかる事典 「フィリピン諸語」の解説

フィリピンしょご【フィリピン諸語】

フィリピン諸島で話される言語の総称アウストロネシア語族のインドネシア語派に属する。100種類以上の言語が含まれ、母語として話す人が100万人を超える言語だけでも、タガログ語、セブアノ語、イロカノ語、ヒリガイノン語、ビコール語、ワライ語、パンパンゴ語、パンガシナン語など10以上ある。言語間の相互理解はむずかしく、マニラ首都圏を中心に話されるタガログ語を基礎にしたフィリピノ語が、英語とともにフィリピン公用語とされている。ただタガログ語を母語とする人も全人口の4分の1程度で、学校教育(低学年)では公用語以外の言語の補助的使用も認められている。文法的に共通する特徴としては、他動詞主語に特別な格を用いる能格言語、語順では動詞が文頭にくる、などがある。

出典 講談社世界の主要言語がわかる事典について 情報

1 《「礼記」月令から》カワウソが自分のとった魚を並べること。人が物を供えて先祖を祭るのに似ているところからいう。獺祭魚。おそまつり。うそまつり。2 《晩唐の詩人李商隠が、文章を作るのに多数の書物を座...

獺祭の用語解説を読む