フェデルツォーニ(その他表記)Luigi Federzoni

改訂新版 世界大百科事典 「フェデルツォーニ」の意味・わかりやすい解説

フェデルツォーニ
Luigi Federzoni
生没年:1878-1967

イタリアの政治家。1910年ナショナリスト協会の創立メンバーとなり,第1次大戦前後のナショナリズム運動を指導する。23年のナショナリスト協会とファシスト党合同ファシズム移行,ファシズム政権のもとで植民地相,内相,上院議長,王立アカデミー会長を歴任した。内相在任中(1924-26),国家機構の強化に努めて,ロッコ法相とともにファシズム国家体制の確立に中心的役割を果たした。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

関連語 北原

世界大百科事典(旧版)内のフェデルツォーニの言及

【ナショナリスト協会】より

…運動が進んでナショナリスト協会の結成をもたらし,これ以降政治運動の性格をとるようになる。協会の指導メンバーはコラディーニフェデルツォーニ,マラビリア,コッポラらで,週刊誌《イデア・ナツィオナーレIdea Nazionale》を発刊してその主張を展開した。協会のプログラムは第3回大会(1914)で登場したロッコによって明確化され,自由主義の否定と国家機構の強化,経営者も労働者もともに生産者として単一の組合に所属し協同する社会体制の建設が打ち出された。…

※「フェデルツォーニ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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