ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フォルス・ド・フラップ」の意味・わかりやすい解説 フォルス・ド・フラップForce de frappe フランス語で打撃力の意味であるが,転じてドゴール大統領によって創設されたフランスの核戦力をいう。その第1次計画 (1960~65) では,70kt原子爆弾搭載のミラージュ IV型中爆撃機約 50機の戦力化,第2次の6ヵ年計画では,水素爆弾の開発,地下基地,IRBM18基の建設,ポラリス潜水艦5隻の建造などで,フランス独自の核報復力として信頼性のある核抑止力の保有を目的とした。その後何度か計画の見直しが行われ,冷戦の終了に伴い,移動式S-45ミサイルの開発計画中止,アデス・ミサイルの配備中止など,部分的に修正が加えられている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by