ふっふと

精選版 日本国語大辞典 「ふっふと」の意味・読み・例文・類語

ふっふ‐と

  1. 〘 副詞 〙 口をすぼめて繰り返して息を吹き出すさまや、声が勢いよく続いて出るさまを表わす語。また、苦しそうな息づかいのさまを表わす語。ふうふう。
    1. [初出の実例]「天子え書をささげてことをまうすに、案内もまうさずふっふと心にまかせて上たぞ」(出典:玉塵抄(1563)一三)
    2. 「錆びついた旧い蒸気機関のやうに、枯々とした息を、ふっふと洩し」(出典:今年竹(1919‐27)〈里見弴〉焼土)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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