フュゴイド運動(読み)フュゴイドうんどう(その他表記)phugoid motion

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「フュゴイド運動」の意味・わかりやすい解説

フュゴイド運動
フュゴイドうんどう
phugoid motion

飛行機動揺の一形態。 20世紀初頭にイギリスのフレデリック・ランチェスターによって解明された。釣り合い状態で飛んでいる飛行機が突風などの外乱を受けた際に対称面内で起こる縦の動揺をさす。このフュゴイド運動は飛行高度および速度が,数十秒ないし百数十秒のゆっくりした長周期変動を繰り返すもので,一般に高性能の飛行機ほど減衰が悪いが,繰縦操作によって修正が可能である。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む