世界大百科事典(旧版)内のフライベルク,H.vonの言及
【ゴットフリート】より
…ウォルフラムの難解で〈暗い文体〉に対し,彼の文体は〈明晰〉であり,言葉の美しさを生かしきった美的文体である。テュールハイムUlrich von Türheim(1195ころ‐1250ころ)とフライベルクHeinrich von Freibergはそれぞれこの未完の作品の続きを書いた。ゴットフリートは中世後期の詩人をはじめ後代の詩人に大きな影響を及ぼし,16世紀のハンス・ザックスの悲劇《トリストラント》や,19世紀R.ワーグナーの楽劇《トリスタン》のほかにも多くの作品の題材となっている。…
※「フライベルク,H.von」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」