現代外国人名録2016 の解説
フランソワーズ バレ・シヌシ
François Claire Barré-Sinoussi
- 職業・肩書
- 医学者 パスツール研究所名誉教授
- 国籍
- フランス
- 生年月日
- 1947年7月30日
- 出生地
- パリ
- 専門
- エイズウイルス(HIV)
- 学歴
- リセ・ベルクソン卒,パリ第7大学卒,パリ第6大学卒
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章オフィシエ章〔2006年〕, レジオン・ド・ヌール勲章グラン・オフィシエ章〔2013年〕
- 受賞
- ノーベル医学生理学賞〔2008年〕,キング・ファイサル国際賞〔1993年〕,チューレーン大学名誉博士号〔2009年〕,ニューサウスウェールズ大学名誉博士号〔2014年〕
- 経歴
- 1988年よりパスツール研究所レトロウイルス感染制御ユニットで研究を始め、’93年よりユニット長を務める。’81年に世界初のエイズウイルス(HIV)患者が報告され、患者のリンパ球を培養するうちにウイルスの存在に気づく。’83年同研究所のリュック・モンタニエ博士とともに、患者からウイルスを分離することに成功。このウイルスは後にエイズの原因ウイルスと判明。“謎の病気”とされていたエイズの診断方法や治療法の開発、感染防止対策につながった。2008年モンタニエ博士、子宮頸がんの原因ウイルスを発見したドイツのハラルド・ツアハウゼン博士とともにノーベル医学生理学賞を共同受賞。2012年国際エイズ学会会長に就任。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報