20世紀西洋人名事典 の解説
フレデリック・チャプマン ロビンズ
Frederick Chapman Robbins
1916.8.25 -
米国のウイルス学者,小児科医師。
元・ハーバード大学教授,元・ウェスタンリザーブ大学教授。
アラバマ州オーバン生まれ。
ボストン中央小児病院に勤務し、細菌学研究に従事したが、1942年陸軍軍医となり、第15医学総合研究所ウイルス・リケッチア部部長。その後、ハーバード大学医学部の職員としてエンダーズ及びウェラーとともに小児麻痺ウイルスの組織培養法を完成させ、ワクチンの製造を可能にし、その業績により、’54年ノーベル生理学・医学賞を受賞した。クリーブランド市立総合病院小児科・伝染病科部長も務める。’45年には青銅勲章を授与されている。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報