普及版 字通 「フン・むしめし」の読み・字形・画数・意味
20画
(異体字)
22画
[字訓] むしめし
[説文解字]
[金文]
[字形] 形声
声符は(ひ)。に(ふん)の声がある。〔説文〕五下に「に脩(みづそそ)ぐなり」とあり、水を加えて一たび蒸した米をいう。金文の器銘に「(ふんき)」「鼎」「盤」のように自ら器名をしるすものがあり、は祭名としてそえられたものと思われる。周初の〔叔隋器(しゆくだき)〕に「隹(こ)れ王、宗に(まつり)す」、〔盂爵(うしやく)〕に「隹れ王、初めてにす」とあり、はその祭饌の炊きかたを示す字であろう。〔玉〕には「の」であるという。字はまたに従ってに作る。
[訓義]
1. むしめし、むす、祭に供える。
2. 半むしのめし。
3. 字はまた、に作る。
[熟語]
▶・鼎▶・盤▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報