法則の辞典 「ブラッグの関係式」の解説 ブラッグの関係式【Bragg's relation】 結晶面におけるX線の回折条件を表す式.ブラッグの法則(X線回折)*ともいう.格子間隔 d,X線の波長を λ としたとき,干渉の極大が現れるのは,入射角 θ が2dsinθ=nλ を満足する場合のみである.この式を,ブラッグの関係式と呼んでいる. なお,長波長の場合にはこの式からのずれが存在することが判明し,エヴァルト(P. P. Ewald)とダーウィン(C. G. Darwin)が補正式を提案している. 出典 朝倉書店法則の辞典について 情報