世界の観光地名がわかる事典 「ブリュージュの鐘楼」の解説 ブリュージュのしょうろう【ブリュージュの鐘楼】 ベルギー北西部、ウェストフランデレン州の州都ブリュージュのシンボルとなっている鐘楼(ベルフォルト)。ブリュージュ駅から約2km、市街中心部のマルクト広場(Grote Markt)にある。カリヨンの発祥地のベルギーを代表する鐘楼の一つである。高さ88mの3層の鐘楼で、366段の螺旋(らせん)階段を上ったところに、総重量27tの47の鐘で構成される、4オクターブの音色を奏でるカリヨンが設置されている。この鐘楼の下層部は13世紀、中層部は14世紀、上層部は15世紀に建設された。カリヨンや自動演奏装置を見ることができるほか、15分おきに演奏されるカリヨンの演奏を聴くことができる。鐘楼の上は展望室になっていて、ブリュージュの町並みを一望できるほか、晴れた日には、遠く北海やフランドル地方の森などを見渡すことができる。世界遺産に登録されている。 出典 講談社世界の観光地名がわかる事典について 情報