普及版 字通 「ブン・あや・うつくしい」の読み・字形・画数・意味
7画
[字訓] あや・うつくしい
[説文解字]
[字形] 会意
(文)+彡(さん)。は文身。彡はその文彩あることを示す。(彦)は元服のとき額に文身を加える意で、同じく彡に従う。〔説文〕九上に「(あや)あるなり」とし、(有)部七上に「(ゐく)はるなり」という。はいま郁に作る字である。〔論語、八〕「は二代に監(かんが)みて、郁郁乎(ゐくゐくこ)としてなる哉(かな)」を、〔古論語〕に「」に作る。青と赤とで文彩を施す意。文章はもと彰に作り、文身の美をいう語であった。は文身、(章)はその文身を施す針の形で、辛(はり)に墨だまりを加えてとなる。
[訓義]
1. あや、うつくしい。
2. 青と赤とで彩色する。青・赤は文身に用いる色である。
[語系]
・miunは同声。は文身、はその美をいう。文身の美よりして、すべて文彩のあることをいう。
[熟語]
彰▶
出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報