世界大百科事典(旧版)内のプラズマCVD法の言及
【薄膜】より
…プラズマでなく,加速電子で励起,イオン化する方法は,ホロー陰極放電法と呼ばれる。また,CVD法の変形で,高温で反応を行わせるかわりに,低温で放電を行わせて必要な物質を析出させる方法をプラズマCVD法といい,CVD法の反応槽に高周波または直流電力を導入する。SiH4の分解による非晶質Siの生成,SiH4とN2の混合ガスの反応によるSi3N4の生成などの例があり,また炭化水素系ガスのプラズマCVD法では,条件により,ダイヤモンド,グラファイトの薄膜ができる一方,重合によりポリマーの薄膜が形成されることもある。…
※「プラズマCVD法」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」