化学辞典 第2版 「プラゾシン塩酸塩」の解説
プラゾシン塩酸塩
プラゾシンエンサンエン
prazosin hydrochloride
C19H21N5O4・HCl(419.87).4-アミノ-2-クロロ-6,7-ジメトキシキナゾリンに順次ピペラジン,2-フロイルクロリドを縮合させて合成される.白色の結晶性粉末.分解点約274 ℃.メタノール,エタノールに難溶,水,クロロホルム,ジエチルエーテルに不溶.α-アドレナリン遮断剤.本態性高血圧症,腎性高血圧症,前立腺肥大症に伴う排尿障害に処方される.LD50 2000 mg/kg(雄ラット,経口).[CAS 19237-84-4]
出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報