プラハ国立美術館(読み)プラハこくりつびじゅつかん(その他表記)Národní Galleriet v Praha

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「プラハ国立美術館」の意味・わかりやすい解説

プラハ国立美術館
プラハこくりつびじゅつかん
Národní Galleriet v Praha

チェコプラハにある美術館。コレクションの起源は 16世紀のルドルフ2世にまでさかのぼる。 1796年に設立されたプラハ絵画館を前身とし,1936年正式に国有化された。これに近代美術のコレクションが加えられ,45年に現在の建物に移った。 14~15世紀ボヘミアの後期ゴシックの重要な画家たちの作品やチェコ近代美術のほか,デューラーの『ばら冠の聖母』,ブリューゲル (父) の『干し草づくり』,また近代ではセザンヌの『ガスケの肖像』,ゴーガンの『今日は,ゴーガンさん』など,西ヨーロッパ各国の名画も少くない。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android