プレーン・パッケージ法(読み)ぷれーん・ぱっけーじほう(その他表記)Plain packaging laws

知恵蔵mini 「プレーン・パッケージ法」の解説

プレーン・パッケージ法

タバコのパッケージを、定められた簡易包装(プレーン・パッケージ)に統一する法律(略称、PP法)。同法は、パッケージからデザイン要素を極力排除するとともにタバコによる健康被害や警告を表示し、喫煙意欲を削ぐことを目的としている。2011年にオーストラリアで同法が成立。これに反対し、米国フィリップ・モリス、日本たばこ産業(JT)ら大手4社がオーストラリア政府を提訴したが、12年8月に4社は敗訴。同年12月より、同国内の全てのタバコのパッケージはオリーブブラウン色に統一されロゴや宣伝文句が禁止された。15年3月には、アイルランドとイギリスで同様の法律が成立し、さらにフランス・ノルウェートルコ・台湾などでこの規制法の導入が検討されている。またWHO(世界保健機関)では、PP法を炭酸飲料水・アルコール飲料などにも広げたいとしている。

(2015-4-14)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

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