ベクトル心電図(読み)ベクトルシンデンズ

デジタル大辞泉 「ベクトル心電図」の意味・読み・例文・類語

ベクトル‐しんでんず〔‐シンデンヅ〕【ベクトル心電図】

心電図誘導法の一種心臓の収縮周期の間に生じる電位変化の大きさと方向を、陰極線オシロスコープ上に投影像として表示するもの。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のベクトル心電図の言及

【心電図】より

… 最近いろいろな心電図が用いられるようになったが,それらのうちのおもなものをいくつか次に掲げる。(1)ベクトル心電図 前述の12導出法によって得た心電図波形の積分ベクトルをブラウン管上に映し,時間的経過の軌跡を求めて興奮伝導の異常などを検出する。(2)心表面心電図 WPW症候群における異常伝導路を診断する方法の一つとして,外科的に心臓上面の各個所に電極を付着させ,活動電位のひろがりを地図的に図示させる。…

※「ベクトル心電図」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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