ベッケ線(読み)ベッケせん(その他表記)Becke line

最新 地学事典 「ベッケ線」の解説

ベッケせん
ベッケ線

Becke line

屈折率の異なる二つ物質が接しているとき,これを顕微鏡下に透過光で絞りを絞ってみると,境界線に沿ってやや輝いた線が見える。これがベッケ線で,二つの物質の接合面乱反射が起こるために生ずる。F.Beckeが発見。ベッケ線は対物レンズと試料間の距離が大きく(小さく)なるように動かすと屈折率の高い(低い)ほうへ移動するから,二つの物質の屈折率を比較できる。

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法則の辞典 「ベッケ線」の解説

ベッケ線【Becke line】

鉱物の屈折率を調べるための試験法で,屈折率既知の液体に鉱物粉末を浸し,顕微鏡で観察する.鉱物と液体の境界面上に輝線が現れる.この線がベッケ線である.鏡筒を上方向に動かすと,ベッケ線は屈折率の高いほうへ移動する.

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世界大百科事典(旧版)内のベッケ線の言及

【液浸法】より

…微小な試料の場合は,試料を液体に浸し,透過光を顕微鏡で観察する。この場合には屈折率に差があると試料の輪郭に沿ってベッケ線と呼ばれる明るい線が見え,また試料と液体の屈折率が一致すると輪郭が見えなくなる。試料が結晶で,その方位がわかっている場合は,試料照明光に偏光を使うことによって常光線および異常光線に対する屈折率も測定できる。…

※「ベッケ線」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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