ベニハサン(その他表記)Beni Hasan; Banī Hasan

デジタル大辞泉 「ベニハサン」の意味・読み・例文・類語

ベニ‐ハサン(Beni Hasan)

ベニハッサン

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニハサン」の意味・わかりやすい解説

ベニハサン
Beni Hasan; Banī Hasan

エジプトカイロ南方約 275kmのナイル川東岸にある遺跡石灰岩の崖面には中王国時代 (前 2133頃~1786) の地方貴族岩窟墓が多数掘られている。第 11王朝のケティ,バケット,第 12王朝のクヌムホテプ,アメンエムヘトらの貴族の4基が有名。前室の部分に岩を掘残して造った柱があり,これらに8面柱,16面柱 (プロト・ドーリッフ柱) ,ロータス柱があるのが特徴。また壁画にはスポーツ (レスリング) ,れいよう飼い,鳥禽図,ボール遊びなどこの時代を代表するものが含まれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android