ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ベニハサン」の意味・わかりやすい解説 ベニハサンBeni Hasan; Banī Hasan エジプトのカイロの南方約 275kmのナイル川東岸にある遺跡。石灰岩の崖面には中王国時代 (前 2133頃~1786) の地方貴族の岩窟墓が多数掘られている。第 11王朝のケティ,バケット,第 12王朝のクヌムホテプ,アメンエムヘトらの貴族の4基が有名。前室の部分に岩を掘残して造った柱があり,これらに8面柱,16面柱 (プロト・ドーリッフ柱) ,ロータス柱があるのが特徴。また壁画にはスポーツ (レスリング) ,れいよう飼い,鳥禽図,ボール遊びなどこの時代を代表するものが含まれている。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by