現代外国人名録2016 「ペン・ソバン」の解説
ペン・ソバン
Pen Sovan
- 職業・肩書
- 政治家 元カンボジア国家評議会議長
- 国籍
- カンボジア
- 生年月日
- 1936年4月15日
- 出生地
- タカエウ州トラムコック郡
- 経歴
- 貧農の家に生まれる。14歳の時、フランス植民地支配に反対する闘争に参加。1954年北ベトナムに亡命し、政治的訓練を受ける。’70年代前半カンボジア人民革命党(共産党)内で急速に勢力を伸ばしていったポル・ポト派に強く反発、ハノイに脱出してカンボジア内の反ポル・ポト運動を指導。’79年ベトナム軍がカンボジア全土を制圧した新政権で国防相に。’81年5月人民革命党書記長、同年6月首相に就任したが、ハノイ官僚との路線対立の理由により同年12月解任された。10年間ハノイで幽閉生活を強いられたが、’92年1月突然帰国の許可が下り健在が確認された。’97年4月新党を結成して政界復帰を図るが、7月に一旦消息を断つ。9月になって姿を見せ、そのままマレーシアに出国した。2007年クム・ソカー率いる人権党に合流し、副党首に就任。2014年国民議会選で当選し、政界に復帰。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報