ほたえる(読み)ホタエル

デジタル大辞泉 「ほたえる」の意味・読み・例文・類語

ほた・える

[動ア下一][文]ほた・ゆ[ヤ下二]《近世上方語。「ほだえる」とも》
ふざける。じゃれる。たわむれる。
「おれも―・えよう、と同じく尻をつめりにかかれば」〈滑・膝栗毛・五〉
あまえる。つけあがる。
「栄耀栄花に―・え過ごし」〈浄・浪花鑑

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精選版 日本国語大辞典 「ほたえる」の意味・読み・例文・類語

ほた・える

  1. 〘 自動詞 ヤ行下一段活用 〙
    [ 文語形 ]ほた・ゆ 〘 自動詞 ヤ行下二段活用 〙
  2. あまえる。つけあがる。
    1. [初出の実例]「ほたへる者は日にほたへて、奢(おごり)の止ことも無れば」(出典:箚録(1706))
  3. ふざける。たわむれる。じゃれる。
    1. [初出の実例]「をどりはねつつめづる夜の月 ひき来るはさもほたへたる駒むかへ」(出典:俳諧・望一千句(1649)二)

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