精選版 日本国語大辞典 「ほほめく」の意味・読み・例文・類語
ほほ‐め・く
- 〘 自動詞 カ行四段活用 〙 ( 「めく」は接尾語 )
- ① 火がさかんに燃える。また、熱くて燃えるようである。また、ほかほかと温かくなる。
- [初出の実例]「火のほほめく、如何。ほは火也。ひひめくを、ほほめくとなる也。もゆるをとの義にかなへる也。〈略〉人の身の、ほほめく、如何。これも、あたたかなる義なれば、火火めく也」(出典:名語記(1275)九)
- ② 髪がぼうぼうに乱れる。
- [初出の実例]「髪のほほめく、如何。これは蓬頭かしらといへる事あり。よもぎのみだれたる心地」(出典:名語記(1275)九)
- ③ 得意になる。
- [初出の実例]「妻に逢てほほめいたぞ」(出典:三体詩幻雲抄(1527))