ボッホダレクヘルニア(その他表記)Bochdalek hernia

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボッホダレクヘルニア」の意味・わかりやすい解説

ボッホダレクヘルニア
Bochdalek hernia

ボッホダレク孔は横隔膜後外側部に位置し,本来,胎生期に閉鎖するもの。この孔が生後も閉鎖せず,ここから腹腔内臓器が脱出した状態をいう。生後まもなくみられ,左側に多い。肺が圧迫され,呼吸困難,チアノーゼなどの症状が現れる。すみやかに手術を行なって治療する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android