ポン沼(読み)ぽんとう

日本歴史地名大系 「ポン沼」の解説

ポン沼
ぽんとう

湧別町北部、湧別川右岸の支流ポント川が北流してきて海岸部に至り、鉤の手に西に流れを転ずる曲り角地点にある。南北二〇〇メートル・東西八〇メートルほどの小沼。前近代には西流する現ポント川と海岸の間に北海岸道路が通じていた。「蝦夷日誌」(二編)には一八四六年(弘化三年)七月二五日湧別に止宿した松浦武四郎が「(番屋の東)ニ川有、船渡し也。川巾凡三十間。此川三四丁上は直ニトウ(沼)也。此沼廻り凡二里(中略)奥の方椴木立也。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android