マグネトダイオード(その他表記)magnetodiode

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「マグネトダイオード」の意味・わかりやすい解説

マグネトダイオード
magnetodiode

感磁気ダイオード。磁気に感応する素子で,p型とn型の領域の間に不純物のきわめて少い真性領域iをもったp-i-n構造のダイオードであるが,i領域の一部分に再結合領域が設けてある。再結合領域は再結合中心となる不純物の拡散やi領域の側面の特殊な処理などで形成する。順方向電圧 (p側が正) を加えると,p側から正孔,n側から電子がi領域に注入されて電流として流れるが,電流に垂直向きに磁界がかかると,正孔と電子はともに再結合領域のほうへかたよりながら流れる。再結合領域では正孔と電子が再結合によって減少していくため,i領域の抵抗が増し,電流が減少する。磁界の向きを反対にすると電流は増加する。ホール素子や磁気抵抗効果素子に比べて精度が高く,磁気の検出や音響素子として,また磁気を利用した制御装置などに応用される。これを商品化したものに SMD (ソニーマグネトダイオード) がある。

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